社会保険労務士法人 トレイン

人事・労務便り
人事・労務のポイント

2026年、新年度に向けてのトピックス

2026.04

雇用保険料率が変更になります

2026年度、4月からの雇用保険料率は、以下のとおりとなります。4月支給分給与より保険料率の変更をお願いします。料率の対象期間は、2026年4月1日~2027年3月31日までです。

事業の種類 労働者負担 事業主負担 合計
一般の事業 5/1000
(5.5/1000)
8.5/1000
(9/1000)
13.5/1000
(14.5/1000)
建設の事業 6/1000
(6.5/1000)
10.5/1000
(11/1000)
16.5/1000
(17.5/1000)

※()は、2025年度の料率です。

2026年春闘状況

3月23日に連合が公表しました、2026年春闘労使交渉の1回目の回答の集計結果をお知らせします。

東京商工リサーチの調査結果では、2026年に賃上げを実施する企業4,053社のうち、賃上げの理由として「従業員の離職防止」を挙げた企業が80.3%(複数回答)で最多であり、企業の業績よりも人材確保への危機感が賃上げの背景となっていることがより鮮明になりました。

ただし、賃上げ疲労も現れつつあり、2026年のベアの実施見込みは、大企業が62.15%、中小企業が45.66%と2年連続で下落しており、中東情勢によっては、今後の高水準できた賃上げ基調にブレーキがかかる可能性もあります。

賃上げ+福利厚生の充実へ

3月26日に厚生労働省労働政策審議会が発表しました、福利厚生に関する調査によると、調査対象各社が2025年に支出した1社あたりの「法定外福利費」の額は、対前年比4.1%増加し、伸び率が3年連続で4%を超えました。人手不足による人材定着を図るため、各企業では賃上げのほか、福利厚生の充実に力を入れる傾向となっています。当法人の取引先企業で福利厚生制度導入企業の内容を見ますと、以下のような福利厚生制度の導入が多いようです。

労働関連法の改正

(1)

2025年5月に公布されました改正労働安全衛生法により、労働者数50人未満の事業場についてもストレスチェックの実施が義務化されました。公布から3年以内に法施行されます。

(2)

労働安全衛生規則の改正により、2026年8月から産業医の解任時について労働基準監督署が把握できていないことから、産業医選任の届出のほか、産業医解任の届出が義務化されます。